関西女の徒然日記…毒とロマンを持って書きまする。
横尾忠則 現代美術館!
2015年10月12日 (月) | 編集 |
今日、念願だった「横尾忠則現代美術館」に行って参りました。

私が横尾忠則という名前を知ったのは、美輪明宏&榎木孝明出演の舞台「黒蜥蜴」のポスターとパンフレット見た時から。
1993年の舞台だったんですけど、舞台の面白さを知った初めての舞台だったかも。
黒蜥蜴は江戸川乱歩の原作を読んでいたのですが、舞台は原作に忠実でありながら、三島由紀夫が三島流に脚本を書いていて、それが凄く良かったんですよね。
洒落ていて、スタイリッシュで、それでいて日本的で…とっても素敵な舞台でした。
非日常感をたっぷり味わえました。

そして、その感覚を持続させたのが、横尾忠則さんが手掛けたポスターとパンフレットのデザイン。
ポスターは、舞台の、というよりも、見世物小屋のチラシを上等にした感じで、レトロ感たっぷりの色使い。
そしてパンフレットは、ゴージャスでした。宝石と蜥蜴がデザインされていて、かっけーっ!

江戸川乱歩、三島由紀夫、美輪明宏、横尾忠則のとんでもなくゴージャスなスクラムが、まだ世間擦れしていない、空想好きな若かった私を打ち抜きましたわ。

長くなりましたが、今日、私が見に行ったのは、有名な「Y字路シリーズ」。
テレビ画面を通しては、大昔に数点見たことがあったのですが、実物は今回が初めて。
やはり横尾さんらしく不思議感がいっぱいの絵でした。
一点一点近くから詳細に見て行ったのですが、かなり後ろに引いて遠目に見直すと、何とも言えない空間と奥行きが感じられる絵でした。
Y字路の先は見えないけれど、ずっと先まで続いていて、何が起るかわからない無限の未来のように感じる。
それでいて懐かしい風景で、Y字路の先を行けば、過去の記憶を辿れるような気もする。
「黒いY字路」は、展示室の照明もかなり落とされていて、より一層画面が黒く感じた。
が、これも遠くから見ると、全く別な感覚になります。
僅かな色の変化で画面がほの明るく感じ、「近所に良く似た場所があるんじゃないか?」という感覚に。

そして、一点一点ではなく、後ろに下がり、広い視野で作品達をまとめて見ると、展示室にいながら、知らない街に一瞬にワープ…というより、辿り着いた、辿り着けた、という…懐かしい感覚にもなりました。

やっぱり、横尾さんの作品達、好きだっ!と再認識した今日でした。